COLUMN
POSレジ・券売機・セルフオーダーに使える補助金の選び方|制度ごとの違いと、レジ会社の対応
情報の確認日:2026年10月4日
「レジを新しくしたい」「券売機を入れたい」「テーブルで注文できるようにしたい」。同じお店の機械でも、どれを入れるかで使える補助金が変わります。公募要領(申請のルールブック)とレジ会社の公式サイトをもとに、飲食店向けに整理しました。
まず結論:入れたいもの別の早見表
| 入れたいもの | 使える可能性がある制度 | ポイント |
|---|---|---|
| POSレジ(ソフト+端末) | デジタル化・AI導入補助金 (インボイス枠) | ソフトは最大4/5、レジ端末は1/2・上限20万円。端末は「決済」機能のあるソフトとセットが条件 |
| 券売機 | デジタル化・AI導入補助金(インボイス枠) 省力化投資補助金(カタログ注文型) | カタログ型は券売機だけで99製品が登録。古い券売機からの置き換えも条件つきで可 |
| 自動精算機・配膳ロボット | 省力化投資補助金(カタログ注文型) | カタログに載っている製品から選ぶ |
| セルフオーダー・モバイルオーダー | デジタル化・AI導入補助金(通常枠) | 補助されるのはソフトだけ。注文用タブレットなどの端末代が補助されるかは、公募要領からは判断できない |
※2026年10月4日時点の公募要領・製品カタログで確認した内容です。実際に対象になるかは、導入する製品が事務局に登録されているかと、審査で決まります。
デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)
2025年度までの「IT導入補助金」が名前を変えたものです。レジまわりで関係するのは2つの枠です。
インボイス枠(インボイス対応類型):レジの入れ替えの本命
- 会計・受発注・決済の機能があるソフト:補助率3/4(小規模事業者は4/5)、上限50万円(2機能以上なら350万円まで)
- POSレジ・モバイルPOSレジ・券売機:補助率1/2、上限20万円
- パソコン・タブレット:補助率1/2、上限10万円
- キャッシュドロア・レシートプリンタ・自動釣銭機・カードリーダなどの周辺機器も対象
レジ端末を補助してもらうには、「決済」機能のあるソフトとセットで申請する必要があります(2026年3月の改訂で変更)。リース・レンタルや中古品は対象外です。
通常枠:セルフオーダーなどのソフト
飲食業向けの対象機能として「セルフオーダーシステム、オーダーエントリーシステム」「テーブル管理」「食材管理(発注・仕入・在庫)」などが挙がっています。補助率は1/2(条件により2/3)、補助額は5万円から。ただし、通常枠では機器(ハードウェア)は補助されません。
次の締切は2026年10月30日(金)17:00(交付決定は12月10日の予定)です。それ以降の締切は、事務局のスケジュールページで順に公表されます。
※2027年4月からのテイクアウトの消費税1%に向けた「事前着手制度」も始まっています。くわしくはテイクアウトの消費税1%とレジの補助金のコラムをご覧ください。
省力化投資補助金(カタログ注文型)
事務局の製品カタログに載っている「人の手間を減らす製品」を選んで入れる制度です。補助率は1/2以下で、従業員5人以下のお店でも上限は500万円です。
2026年10月1日版のカタログで、飲食店が使える製品のうちレジまわりに近いものは券売機(99製品)と自動精算機(28製品)。ほかに配膳ロボット(3製品)や、スチームコンベクションオーブン(193製品)・食器洗浄機(77製品)などの厨房機器もあります。
セルフオーダーと、POSレジそのものの製品カテゴリはありません。この2つは、デジタル化・AI導入補助金で考えるのが基本です。
※制度のしくみや上限の表は、省力化投資補助金(カタログ注文型)のコラムにまとめています。
持続化補助金は、レジには使いにくい
小規模事業者持続化補助金は、お客さんを増やすための取り組みに使う補助金です。パソコン・タブレットは対象外で、POSソフトは計画書の「業務効率化の取組」に書いた場合に限り、ウェブサイト関連費(上限30万円)として計上できます。レジの入れ替えが目的なら、デジタル化・AI導入補助金のほうが合っています。
※持続化補助金のくわしい内容は、持続化補助金のコラムをご覧ください。
主なレジ会社の公式サイトに書かれていること
各社の公式サイトに書かれている補助金への対応と、公表されている料金です。会社の並びは順不同で、おすすめの順ではありません。
| レジ | 補助金について公式サイトの記載 | 公表されている料金 |
|---|---|---|
| Airレジ | 「機器購入の最大2分の1補助」の案内あり。申請は外部の申請サポート企業が支援し、別に費用がかかると記載 | Airレジ本体は初期費用・月額0円(一部有料機能あり)。注文システムの「Airレジ オーダー」は月6,600円〜17,600円など |
| funfo | 公式サイトに補助金の記載は見当たらず | 月0円〜19,800円(税込・1店舗) |
| POS+ (ポスタス) | 補助金の案内ページあり。2026年5月に対象のベンダーに認定されたと発表 | 公式サイトに金額の記載なし(資料請求・問い合わせ) |
| スマレジ | 対象と記載。ただし対象はプレミアムプラス以上のプラン(スタンダード・プレミアムは対象外) | 飲食店向けのフードビジネスプランは月15,400円(税込)。導入サポート88,000円(税込) |
| USEN レジ | 対象と記載。申請はUSENがサポート | 「0円から」の記載のみで、具体的な金額は見積もり |
※2026年10月4日に各社の公式サイトで確認。5社とも、事務局の「IT導入支援事業者」の一覧(2026年9月30日更新)に社名が載っています。ただし、どのプラン・機器が補助の対象として登録されているかは、事務局のサイトの「ITツール検索」か各社に確認してください。料金は変わることがあります。
申し込む前のチェックリスト
- 入れたいレジ・券売機の会社が、事務局に登録された支援事業者か
- 選ぶプラン・機器が、補助の対象として登録されているか(同じ会社でもプランによって対象外のことがある)
- レジ端末も補助してもらうなら、ソフトに「決済」機能があるか
- リース・レンタルでの導入になっていないか(対象外)
- 交付決定の前に契約・支払いをしていないか(事前着手制度を使う場合を除く)
- GビズIDプライム(国の電子申請で使う共通ログインID)を持っているか。取得には数週間かかります
出典
- デジタル化・AI導入補助金2026 公募要領 インボイス枠(インボイス対応類型)
- デジタル化・AI導入補助金2026 公募要領 通常枠
- 事業スケジュール(デジタル化・AI導入補助金事務局)
- IT導入支援事業者(法人)採択一覧(同、2026年9月30日更新)
- IT導入支援事業者(コンソーシアム)採択一覧(同、2026年9月30日更新)
- 中小企業省力化投資補助事業 製品カテゴリ(2026年10月1日版)
- 小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠> 第20回公募 公募要領
- Airレジ 料金
- Airレジ オーダー 料金プラン
- funfo 料金
- POS+ デジタル化・AI導入補助金のご案内
- スマレジ 料金
- スマレジ デジタル化・AI導入補助金
- USENレジ デジタル化・AI導入補助金
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